MONCLERというブランドを、ダウンウェアだけで語るのは片手落ちだ。1952年にフランス・アルプスで生まれたこのブランドは、機能と美の両立をコンセプトとして一貫している。アイウェアラインにもその哲学は貫かれている。

立体構造という選択
ML5048の特徴は、フレーム外側に向かうにつれて厚みが増す立体的な構造にある。平面的なフレームが多い中で、この設計は顔に奥行きをもたらす。
「メガネが顔に溶け込む」のではなく、「メガネが顔の一部として存在感を持つ」。その違いを意識してフレームを選んでいる人は、まだ少ない。ML5048はその意識を持った人に向けたフレームだ。
ロゴの置き方に哲学がある
テンプル部分のロゴは、MONCLERのダウンウェアのシルエットを想起させる丸みのあるデザイン。ブランドアイコンとしての機能を果たしながら、主張しすぎない。
ロゴが大きければ良いわけではない。知っている人にだけ伝わる控えめな存在感こそが、ラグジュアリーブランドのアイウェアに求めるものだ。
テンプルチップの細部へのこだわり
ラバー製のテンプルチップは、滑り止めとしての機能と素材のコントラストを両立している。こういった細部の処理に、ブランドの本気度が出る。見えないところにコストをかけているかどうかは、長く使ってみると分かる。
ウェアと同じブランドのメガネを選ぶことは、スタイリングに一貫性をもたらす最もシンプルな方法だ。
2色展開の意味
パラジウム×クリスタルとブラックの2色は、それぞれ異なる用途を想定している。クリスタルは春夏のクリーンなスタイリングに、ブラックはオールシーズンで場を選ばない。
1本目に選ぶなら汎用性の高いブラック。2本持ちを考えているなら、クリスタルで季節感を出す使い方が自然だ。
